【日産】ADの特徴と中古車相場価格

【日産】AD

		メーカー	日産
		車名	AD
		JC08モード燃費	17.4km/L
		排気量	1500cc
< 主要スペック >
全長	全幅	全高	最小回転半径
4395mm	1695mm	1500mm	4.7m
荷室長	荷室幅	荷室高	最大積載量
1830mm	1285mm	940mm	450kg
新車価格帯		中古車相場価格
149.3～175.6万円		23.8～98万円

日産　ADの特徴

　ADは日産の商用バンに与えられたネーミングで、現行車は4代目となり、2006年から販売されています。

ステーションワゴンタイプのウイングロードと基本設計は同じで、サスペンションを小型化、車内装備を簡素化するなど商用に特化した改良が施されています。

ADとはADVANCEDの略語で前進した、進歩した、という意味が込められています。

エクアステリアの特徴はサイドウインドウの上部ラインをフロントからリアエンドまで波打たせているようなデザインとしていることで、ルーフの高さは変わりませんが、このラインによって商用バンにありがちな平坦なサイドシルエットではなく躍動感を感じさせるエクステリアとなっています。

後部席を倒した際の荷室床面長は1952mmと広く、A4コピー用紙ダンボール箱91個を積むことができます（４WDは87個）。

またバックドアは上部ヒンジをフロント寄りに設置、バックドアを開けると荷室開口部高さは995mmとなり、かさばる大きな荷物でも無理なく積める設計となっています。

日産ADの中古車相場価格

　商用バンの定番的存在のため、安定して販売成績を残していることから中古車市場にも比較的多くの車数が流通しています。

2014年登録モデルが早くも出回っており、走行距離1万km以下という状態の良い車種が販売されています。

ADの上級車種VEで走行距離0.7～0.8万kmの場合、90～105万円が相場で、新車販売価格が149.3万円であることを考えると、かなり大きな下落幅といえます。

さらに下落幅が大きくなるのは現行車が販売された直後の2006～2008年登録モデルで、走行距離4.5～6.5万kmという実用性十分の車種でも40～45万円から探すことができます。

一例を上げると2007年式で走行距離5.5万kmのVEが42～45万円で販売されています。

ADの初代は1982年、サニーを基本設計として日産各系列から販売されていました。

先代、3代目は1998年から2008年まで製造していますが、商用バンの実用性を考えると3代目が中古車の限界といえます。

フルモデルチェンジ直前の2005年登録モデルでも状態の良い車種があるので、根気よく探せばコストパフォーマンスの高い商用バンを見つけることが可能です。

低クレードDXは走行距離3～4万kmの場合、23～40万円が相場の中心価格帯となっています。

また3代目は2002年まで直列4気筒2.2Lのディーゼルエンジン搭載モデルやCNG（圧縮天然ガス）燃料噴射式エンジンを搭載したCNGVモデルもラインナップにありました。

中古車市場にはあまり出回っていませんが、状態の良い車種ならばガソリン車よりも経済的な1台になる可能性大です。

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